三十三間堂の外側を巡る
前回三十三間堂に行った時は建物を正面から眺めていなかったので、京博の続きにもう一度拝観した。何と言っても京博の南側なので。『三十三間堂の佛たち』は、三十三間堂はも後白河上皇により、長寛2年(1164)に創建された千手観音を本尊とする千体観音堂です。後白河上皇は、保元の乱(1156)以降の武士台頭の動乱期にあって、30年の間、院政に当り、皇権維持につとめる一方、深く仏教を信仰し、諸寺の建立・諸山への参...
View Article明治村 旧帝国ホテル玄関
明治村の北門から入ると、すぐに転車台が見えてきて、SL東京駅のホームがあったが、あいにく蒸気機関車の姿はなかった。線路の傍の傾斜を下り、線路の下のトンネルを抜て更に下ると、蒸気機関車12号が置かれていた。そして左手に67:旧帝国ホテル中央玄関があった。一見レンガ造り風。フランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルの建物については、書物ではなく、様々なTV番組で知っていた。その玄関が明治村に移築され...
View Article明治村 灯台と教会
明治村の地図(博物館明治村のリーフレットより)67:旧帝国ホテル玄関から正面に見える大きな建物が51:聖ザビエル天主堂せっかくなので、55:隅田川新大橋(東京都中央区)を渡っていく。橋を撮っていたら蒸気機関車が黒い煙を吐きながら走って行った。樹木が育ちすぎて、煙しか見えないことが多い。明治村のページは、新大橋は、明治45年五大橋の最後の橋として日本橋浜町と深川安宅町の間に架けられた。鉄材は全てアメリ...
View Article手こぎ舟で近江八幡の水郷をめぐる
旅の番組や地方ニュースなどで、近江八幡の八幡堀を舟で廻っているのを見て、機会があったので体験してみたのだが、乗ったのは何故か水郷めぐりの舟だった。その名も「日本で一番おそい乗物 元祖...
View Article近江八幡山
続いて八幡山へ近江八幡の旧市街の狭い道路を通っていると、道路際に突然大きな鳥居があり、その中へ入ると駐車場となっていた。入口の鳥居から道とは直交する形で日牟禮八幡宮が。門からやや左前方に拝殿神社には入らず、ロープウェイ駅へ。全長500mあまりで、山麓駅から頂上駅が見えている。頂上駅から近江八幡の城下町GPSの地図豊臣秀次が築造したという八幡山城の石垣と浮彫の石仏新しげな建物は通過。①三叉路になってい...
View Article安土城
八幡山から見えた安土山にあるのは安土城で、かなり以前に行ったがまだまとめていなかった。もらったリーフレットは行方不明なので、写した説明パネルを参考に、記憶を辿ってみた。説明パネルは、安土城の築城は、織田信長が武田勝頼を長篠の合戦で打ち破った翌年、天正4年(1576)に始まります。築城にあたっては、畿内・東海・北陸から多くの人夫が徴発され、当代最高の技術を持った職人たちが動員されました。まさに安土城は...
View Article東洋陶磁美術館 マリメッコ・スピリッツ展に茶室
大阪市立東洋陶磁美術館に「フィンランド陶芸展とマリメッコ・スピリッツ展」を見に行ってきた。垂れ幕の上がマリメッコ・スピリッツ、下がフィンランド陶芸。見たまま😁ロビーに入ると、マリメッコの鮮やかな色とデザインの布で満ちていた。フィンランド陶芸展は日本各地で巡回された展覧会だが、マリメッコ・スピリッツ展は東洋陶磁美術館オリジナルの開催のよう。同展のリーフレットは、テキスタイル・ブランドとして知られるマリ...
View Articleアクアライナーでちょこっと水の都大阪めぐり
大阪市立東洋陶磁美術館は中之島東部に位置している。大阪駅から大阪メトロ御堂筋線で一駅の淀屋橋下車。土佐堀川に架かる淀屋橋を渡って中之島へ。高い木々の下を通って美術館に行くのだが、その度に対岸の水上バス乗り場が気になっていた。そしてやっと今回、遂に猛暑にも負けず、アクアライナーで大阪の川をめぐりを果たした。Google...
View Articleギャラリーにしかわの#photogenicwork2019展の案内
暑さが一服した頃、田上惠美子から透明な封筒に入った案内が届いた。田上氏の個展がまた京都のギャラリーにしかわで開催されるのかと思って開くと、裏表8面のリーフレットになった#photogenicwork2019という催しだった。田上氏の作品はどこに?3回に分けられて展示替えがあるらしいが、各氏の作品が小さく紹介されていて、2期(9月3日から8日まで)のところに田上氏の作品発見。それはアクリルまたはガラス...
View Article8月下旬に蕾があったキツネノカミソリ
昨年キツネノカミソリの群落を見つけたので、その辺りを通る度に注意しながら通っていると、お盆を過ぎた頃にたくさんの蕾が上を向いているのを見つけたが、その時はカメラを持っておらず、その次に見かけた時はもう開花していたが、雨だった。そんなことが続いてしまい、やっと天気の良い日にカメラを忘れずに見に行ったのは、9月に入ってからだった。去年が猛暑で咲くのが遅かったというよりも、今年はお盆の後で梅雨のような日が...
View Article東洋陶磁美術館 フィンランド陶芸展 ピクトリアリズム
フィンランド陶芸にはピクトリアリズムという装飾的なものがある。同展図録は、フィンランド陶芸を牽引した作家のなかで陶芸の概念を塗り替える者も現れた。その代表格がビルゲル・カイピアイネンおよびルート・ブリュックである。彼らの詩情豊かで装飾性の高い絵画的表現(ピクトリアリズム)は、伝統的な陶板画とも趣を異にしていたため、ブリュック独自の陶磁器言語として認識されていく。とりわけ重苦しい空気が世界を襲った19...
View Article東洋陶磁美術館 フィンランド陶芸展
フィンランド陶芸において、2つの歴史的な現象がある。ヘルシンキのアテネウム(美術工芸中央学校、アールト大学の前身)を中心とした近代国家美術工芸教育の台頭、そしてアラビア窯における「アート・デパートメント(芸術部門)」の設立があった。ベルギー出身の画家および陶芸家であったフィンチは1902年にアテネウムにおいて近代陶芸の指導を開始したという。アルフレッド・ウィリアム・フィンチ(Alfred...
View Article没後20年 ルーシー・リー展
「フィンランド陶芸展」を鑑賞していて、小さな高台を持つ器があった。それはキュッリッキ・サルメンハーラ(1915-81年)の作品で、ルーシー・リーの作品を思い起こすものだった。彼女は1930年代にイギリスに行き、バーナード・リーチの影響を受けたという。確かルーシー・リーもイギリスに移住し、バーナード・リーチに影響を受けたのではなかったかなと、2015年に開催された「没後20年...
View Articleブリンディシ サンジョヴァンニ・アル・セポルクロ教会 石彫
ローマを起点としたアッピア街道の終着点ブリンディシ(Brindisi)にサン・ジョヴァンニ・アル・セポルクロ(San Giovanni al...
View Articleターラント国立考古学博物館 ガラス
滑石ビーズの首飾り 前550-530年サイコロのように側面に幾つかの穴がある蜻蛉玉首飾り 前520-500年 ボタンのように薄い玉を連ねているガラス鉢 薄手の鋳造ガラス説明パネルを写していなかったので年代不明ガラス鉢断片縁にはコバルトブルー、器体には透明なレースガラス。もう少し浅いレースガラスの皿(前2-後1世紀)はMIHO...
View Article