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Channel: 忘れへんうちに Avant d’oublier
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シーア派はミナレットからアザーンを唱えない

『イスラーム建築の見かた』は、サファヴィー朝以後シーア派を標榜したイランでは、ミナレットは建築の装飾として用いられるだけで、アザーンはイーワーンの上に設けられたゴルダステと呼ばれる小屋から唱えられるようになるという。イーワーン上の小さな建物は監視塔だと思っていたが、ゴルダステという、シーア派でアザーン(礼拝への呼びかけ)をするものだった。朝散歩で、外側から見えたマスジェデ・イマームの北西イーワーンの...

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東寺 観智院1武蔵の水墨画

東寺に観智院という塔頭がある。...

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東寺 観智院2仏像は唐のもの

観智院客殿の説明が終わると、同院の解説をしている人に従って本堂へ。本堂は宝形造の建物で、大きな宝珠を頂いている。『東寺観智院の歴史と美術』は、客殿の東側に位置する本堂は、嘉慶2年(1388)2月、五大虚空蔵像を安置する小堂を造立したのが始まりとされる。享禄2年(1529)ら五大虚空蔵像の勧進が行われているので、この頃、現在とほとんど同規模の本堂が建立された可能性があるという。同書は、杲宝は、観智院を...

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東寺 兜跋毘沙門天像も唐時代

東寺宝物館には兜跋毘沙門天像が展示されている。久し振りに見たこの像は、千手観音像(平安、像高584.6㎝)と同じ展示室の隅に置かれていたせいか、記憶していたよりも、ずっと小さく見えた。『もっと知りたい東寺の仏たち』は、当初は平安京の南端の羅城門に安置され、門転倒後に東寺に移されたと伝えられる毘沙門天像。『東宝記』にはこの像が城門に安置される根拠として、中国の西域の安西城に出現して、外敵を退散されたと...

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東寺 五重塔内部

昔は新幹線の車窓からこの五重塔が見えてくると、京都に着いたなと感じたが、新快速が便利になって新幹線にを使うことはなくなってしまったので、そのワクワク感がなくなったのは残念ではある。また、これまでは南大門から境内に入っていたので、今回のように北総門から段々と南下し、五重塔が少しずつ大きく見えてくるというのは初めてだった。もちろん、建物や樹木などがその前に立ちはだかっているので、五重塔が垣間見える程度な...

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木X仏像展 法隆寺四天王像に似た小像

展示室に入って最初に出会ったのが小さな天王立像で、それは法隆寺四天王像によく似ていた。日本にも同じような天王像があったのだ。天王立像 飛鳥時代(7世紀) 木造 高51.7㎝...

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木X仏像展 東博蔵木造菩薩立像

「木X仏像展」では、かなり以前に東博のホームページで知った飛鳥時代の木造菩薩立像に会えるのを楽しみにしていた。菩薩立像 飛鳥時代(7世紀) 木造(クスノキ) 高106.1㎝...

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ヤズド、マスジェデ・ジャーメのタイル1 表門 

マスジェデ・ジャーメのモザイクタイル装飾について『COLOUR AND SYMBOLISM IN ISLAMIC ARCHITECTURE』(以下『COLOUR AND...

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ヤズド、マスジェデ・ジャーメのタイル2 主礼拝室

マスジェデ・ジャーメのモザイクタイル装飾について『COLOUR AND SYMBOLISM IN ISLAMIC ARCHITECTURE』(以下『COLOUR AND...

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ヤズド、マスジェデ・ジャーメのタイル3 オリジナルと修復

マスジェデ・ジャーメの壁面装飾は変化に富んでいたが、それぞれがモザイクタイルの技法だった。『COLOUR AND SYMBOLISM IN ISLAMIC...

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サーマーン廟のスキンチはイーワーンに

私が見たかったジョルジール・モスク(10世紀)を知ったのは、『イスラーム建築の見かた』という本だった。サーマーン廟と同じ頃、ドームの移行部だけでなくイーワーンにも同じような曲面が現れるという。その曲面という言葉は、ムカルナスを指していると思っていた。その図版がこのようなものだったから。それはイスファハーンにあったが、現地で見たものは両側の壁面から奥まった位置にあった小さなイーワーンで、上の図版はその...

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スキンチ部分のムカルナスの発展

サーマーン廟 943年以前 外観高さ10.05幅10.8奥行10.7m...

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木X仏像展 四天王寺の仏像

大阪市立美術館は天王寺公園の中にある。「天王寺」という地名は、もちろん聖徳太子の創建した四天王寺に由来する。『木X仏像展図録』は、厩戸皇子は白膠木(ぬるで)を切り取って急いで四天王像を作り、頂髪に置き誓願して、「今もし敵に勝たせていただけるなら、必ず護世四王のために寺塔を建立しよう」と仰せられた。『日本書紀』用明天皇2年(587)の条にある、有名な物部合戦に関する記述である。日本仏教の祖として宗派を...

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木X仏像展 10世紀の地蔵菩薩立像

書写山円教寺の奥の院として建立された弥勒寺で10世紀の仏像に出会ってから、それまではあまり印象に残らなかった平安中期頃の仏像が気になるようになった。今春大阪市立美術館で開催された「木X仏像展」でも、10世紀の仏像が数点展示されていたが、目立つのは量感のある地蔵菩薩立像なのだった。比較のために平安前期の地蔵菩薩立像を挙げると、地蔵菩薩立像 像高172.7㎝ 奈良・法隆寺...

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キュロス大王の墓はジッグラト風

パサルガダエにあるキュロス大王の墓廟について『ペルシア建築』は、このパサルガダエには、初期のジッグラトとともにムサシールの神殿をも想起させるような、切妻屋根を持った建物があり、その中にキュロス大王が葬られている。この神殿=墓廟は、上へゆくに従って順次に高さが減ずる6つの段、いわば小型ジッグラトの上にそびえて立つ。その力強さは大きさの問題を超越しているように見えるという。いくら段々に小さくなっていると...

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ザンド朝とカージャール朝の絵付けタイル

絵付けタイルはイスファハーンの、マスジェデ・イマームやマスジェデ・ロトフォッラーで、サファヴィー朝初期のものを見た。その一例を挙げると、マスジェデ・イマームのタイル。青・黒(または紫)・緑・水色・黄・白が使われている。『砂漠にもえたつ色彩展図録』は、サファヴィー朝のイランでは、大きく分けてモザイク・タイル、クエルダ・セカ・タイル、そして釉下彩タイル(下絵付けタイル)の3種類のタイルが製作された。モザ...

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ペルセポリス ペルシア風ラマッス

ペルセポリスの入口大階段を上り詰めたところに万国の門がある。ダリウス大王の息子クセルクセス1世期(前486-465年)のもの。門の両側に牡牛像がある。その想像復元図(『Persepolis...

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ペルセポリス 柱頭彫刻

ペルセポリスでは最初に入口大階段で高い基壇に登る。その大階段は左右2つ付いている。その登り口に2つの浮彫された巨大な石造物が置かれていた。12枚の花弁のロゼット文を渦巻の中心に配している。花がなければイオニア式柱頭を十字に組み合わせたものにも見える。大階段を登ると最初の建造物万国の門には、本来は見えないはずの高い円柱が3本露出している。...

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ペルセポリス アパダーナ東階段の各国使節団

アパダーナの東階段は比較的保存状態が良いので、屋根を架けて直射日光に当たらないよう保護されている。従って暗い所での撮影となり、思うような写真とはならなかった。『THE AUTHORITATIVE GUIDE TO...

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ペルセポリス 使節団の献上品

使節団が運んでいるのはその国の特産品や動物、あるいはペルシアの王が要請した品だっただろう。 その工芸品について、それに類似した作品を挙げてみた。① メディア人壺・深鉢・アキナケス型短剣を持ってる。深鉢は類似した作品が見つからなかったが、④ヘラートのアーリア人も似たような深鉢を運んでいる。銀製アンフォラ アケメネス朝 高24.3径13.7㎝ ハマダーン州出土? イラン考古博物館蔵...

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