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Channel: 忘れへんうちに Avant d’oublier
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田上惠美子氏の蜻蛉玉源氏物語展1

9月半ばに天善堂で開催中の<田上惠美子ガラス展 蜻蛉玉源氏物語...

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田上惠美子氏の蜻蛉玉源氏物語展2 一~十八帖

一帖の桐壺から一つずつ説明文と作品を写していったが、トンボ玉の並び方や説明文との距離などがばらばらで、バランス良くとはいかなかった。この説明文も非常にコンパクトにまとまっているので、還暦を過ぎても源氏物語をあまり知らない私には有り難いものである。それで説明文は田上惠美子氏の文をコピーさせて戴き、トンボ玉の画像だけにした。一帖...

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田上惠美子氏の蜻蛉玉源氏物語展3 十九~三十六帖

十九帖 薄雲(うすぐも)入り日さす 峰にたなびく薄雲は もの思ふ袖に 色やまがへるありますなあ。降り続けた雨があがった夕方、やうやう山際少し明かりて、紫だちたる雲が低くたなびきたること(枕草子風になってしまった)。二十帖...

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田上惠美子氏の蜻蛉玉源氏物語展4 三十七~五十四帖

三十七帖 鈴虫(すずむし)十五夜の夕暮れ、六条院に集った公達は庭に鈴虫を放って宴を楽しむ。このなんとも優雅なレースの揺らぎは、鈴虫が振るわせる羽根だったのか。三十八帖 夕霧(ゆうぎり)父源氏に似ず生真面目で堅物な夕霧が、騒動を起こす。確かにレースの動きが穏やかではない。三十九帖...

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田上惠美子氏の蜻蛉玉源氏物語展5 小さな玉の大きな宇宙

田上惠美子氏の源氏物語のトンボ玉一つ一つを拡大して撮影していると、透明なものはその中の金箔やレースガラスが立体的(当たり前だが)に迫ってきて、その中へ中へと誘い込む。まるでそこには別の宇宙があるようだった。中に入ってどのようになっているのか確かめたくなってくる。田上氏は好きなように写していいですよとは言って下さったものの、こんなことされるとは予想だにされていないだろうが、今回は源氏物語を離れて、小さ...

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田上惠美子氏の蜻蛉玉源氏物語展6 レースは揺らぐ

今回は田上惠美子氏のレースガラスを駆使した作品についての妄想です。七帖 紅葉賀ものすごいピンボケ。それでも紫色の幅広のレースの向こうの螺旋がなんとかわかる。極細の線を密に捻ったレースガラス。十六帖 関屋5本の白い線は太さがそれぞれ違い、その束が不思議な回転を見せる。それが消えたり現れたりととても複雑。 十九帖...

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田上惠美子氏の蜻蛉玉源氏物語展7 金箔の表情

日本の金箔は非常に薄く、截金で使うものは数枚を重ねて竹の刃で截る様子をテレビで見たことがある。田上惠美子氏は金箔をどのように使っているのだろう。一帖 桐壺いったいどこにピントが合っているのか。金箔の表面はザラザラのよう。縁の金箔が裂けているが大河のようで、真ん中の石畳文はその近くにかつて栄えた街の廃墟というのは、現在タジキスタンの遺跡巡りをまとめているからかも。 十三帖...

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田上惠美子氏の蜻蛉玉源氏物語展8 截金の文様

田上惠美子氏といえば截金である。氏のブログ漫ろ事の2012.7.23.新作のそぞろごとで、人間国宝の故江里佐代子先生の素晴らしい截金の世界に魅了され、私淑していると記述されているが、奇しくも私が仏教美術を、そして美術史を続けるようになったきっかけは、仏像や仏画を荘厳する截金の文様なのだった。ずっと以前に江里氏が衝立やまり香合などに截金で文様を施していく様子をテレビで見て、現在でも截金という技法が受け...

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ソグドの踊り子像はカリアティド(女人像柱)

ペンジケントでは小さいながら2つの博物館を見学した。遺跡に併設された博物館と、町中にあるルダーキー博物館である。どちらにも展示室には炭化した建築部材もあって、その中に「踊り子像」という名の断片が含まれていた。踊り子像 7-8世紀...

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ペンジケント、女人像の柱のあるドーム

『NHKスペシャル文明の道③海と陸のシルクロード』(以下『海と陸のシルクロード』)は、この地域は、建築に適した石材が乏しく、木材も貴重だった。発掘の結果、建造物はすべて日干レンガのブロックや煉瓦で作られていたことが判明した。町の中核となる市場に近い、いわゆる一等地には、商人たちのなかでも、特に裕福な者たちが店を構えた。彼らが建てた2階建て、3階建ての屋敷のなかは、華麗な壁画や彫刻で飾りたてられていた...

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ペンジケントに青花蔓草文タイル

ペンジケントのルダーキー博物館に、14-15世紀とされるタイルのコーナーに日本風に言えば染付の蔓草文タイルがあった。上と下に白い線があるので、タイル壁面装飾の主文の縁飾りとなる文様帯だったようだ。ヒヴァのタシュハウリ宮殿やクニャ・アルク宮殿のものほど蔓草の渦は巻かないが、露のような白い点も見えるので、ヒヴァとは遠く離れていても、関連がありそうだ。しかし、ヒヴァの複雑に渦巻いた、大画面を構成するタイル...

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田上惠美子氏の次の蜻蛉玉展は真鶴のaToで

またもや田上惠美子氏から個展の長~い案内が届いた。今回は「源氏物語」というタイトルはないが、天善堂や神戸とんぼ玉ミュージアムの蜻蛉玉源氏物語展に出ていた作品が並んでいる。これまでの蜻蛉玉源氏物語展の案内は、石畳文のような配列だったが、今回は一列に並べてあり、写真計画さんの色彩のある影が一段と冴えわたっている。せっかくなので大画面でと思ったが、今回はスキャナーで取り込むとあまり高画質にならなかったので...

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タフティ・サンギン遺跡オクス神殿

加藤九祚氏がテルメズで2016年9月12日に他界された。実は2015年秋にタジキスタンとウズベキスタン南部のテルメズを旅して、やっと一年後に旅編でまとめている。加藤氏がテルメズのカラテパ遺跡を発掘されていることは知っていたので、発掘調査中に見学できればと内心期待していた。テルメズに着くと、氏は毎年6月に来られると聞いて、暑いウズベキスタンの中でも最も暑いテルメズに、しかも6月に行く覚悟ができたという...

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竹中大工道具館5 道具で知る建築史

前回竹中大工道具館に行った時は、解説を読みながら一回りしただけだが、今回は運良く解説員の説明があったので、いろんな話を聞きながら見ていくと、今まで見えていなかった日本建築の歴史を知ることができた。鋸が請来されても、あまり良くは切れなかったらしい。大きな木から板に製材するのは大変で、打割製材だったので、釿ではつるなどして板にしたため、無駄が多かったという。室町時代(15世紀)、中国から二人挽きの大鋸が...

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エルミタージュ美術館1 ペンジケント出土の壁画

ペンジケント遺跡で出土した壁画は、少しだけタジキスタンに残っているが、大半はエルミタージュ美術館に収蔵されている。怪獣脚の玉座に座る女神像 500年頃 縦150㎝...

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エルミタージュ美術館2 アジナ・テパ遺跡の仏教美術

アジナ・テパ遺跡では仏像や壁画が出土したが、アラブの侵入時に破壊を受けたため、状態はよくなかった。その中でもましな作品はエルミタージュ美術館に収蔵されている。跪拝する天部像 7世紀末-8世紀初 第34室出土 粘土 高32.0㎝...

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竹中大工道具館6 土のしらべ展

新神戸駅近くにある竹中大工道具館で2016年秋に開催された「土のしらべ展」に行った。常設展は地下に、企画展は地上階、玄関を入った1階ホールで開催されていた。 名栗仕上げの自動扉は、近くでじっくり見たいと思っても、当然ながら開いてしまう。...

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アイ・ハヌム遺跡

アイ・ハヌム遺跡について『黄金のアフガニスタン展図録』は、前323年にバビロンで病死したアレクサンドロス大王の帝国は、「後継者」を名乗る将軍たちによって分割され、西アジアや中央アジアの大部分は、セレウコス朝シリアに引き継がれた。本章で紹介するアイ・ハヌムにギリシア都市が建設されたのはこの頃である。バクトリアと呼ばれたこの地域は、アム川(古代名:オクサス川)とヒンドゥークシュ山脈に挟まれた肥沃な耕作地...

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竹中大工道具館7 海外の建築と大工道具

解説を聞きながら常設展示を見学した。日本の大工道具の展示の後に海外コーナーへ。その中で巨大な木製の模型の前で止まって説明が始まった。これはドイツの木骨造の模型です。ドイツ人の大工に造ってもらいました。よく見ると隙間があるでしょう。それが日本の大工との違いです。日本人は細部まできっちりと造りますが、ドイツ人は構造的に問題ない細部にはこだわりません。そんな時間があったら別のことをするという合理的な考えで...

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紅葉の名残を求めて石山寺へ

2016年の秋は日曜の度に雨または雨の予報が出た上に、紅葉が早くて最盛の時期を逸してしまった。この日も午後から雨が降り出すということで、午前中に拝観しようと早出した。9時前にJR石山駅に到着、早足でバス乗り場に行くと、石山寺へは①乗り場と大きな案内板を見つけた。①乗り場は一番遠く、バスが停まっている。走って乗り込んだ。所要8分。バスの窓から見えた瀬田川を、石山寺山門前で下車して撮影。遠いからか、紅葉...

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