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Channel: 忘れへんうちに Avant d’oublier
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珪砂組個展 石の伏流

ギャラリー栂は、山陽自動車道和気インターから南下して数分、国道二号線までの静かなところにある。栂さんは蕎麦屋もしておられ、扉を開くとまずテーブル席があって、数段下りた奥にギャラリーがある。今回のタイトルは「石の伏流」。左より二人目が珪砂組の拓氏、三人目が惠美子氏。皆さんの背後の窓際にも展示棚があったのに、見る機会を逸してしまった。ギャラリーからテーブル席を振り返る。薪ストーブのこの長~い煙突が写した...

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ブルサ、イェシルジャーミイとトゥルベの装飾 石彫とタイルの不思議な文様

イェシルジャーミイでは、不思議な植物文様の石彫があった。外壁の窓には上の尖頭アーチにも細かな浮彫が施され、トルコ・ブルーの細いタイルが囲んでいる。礼拝室外壁渦巻く蔓と葉や花というのはイスラームの植物文様だが、中央アジアのタイルで表されたものとはちがう。側室外壁花は中央のものくらいで、主に蔓で構成されている。蔓草は縦横に伸びているが、渦巻いてはいない。ファサード側の窓古代エジプトのカルトゥーシュのよう...

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ブルサで見たトルコ襞

イシェルジャーミイではトルコ襞というものを見ることができた。イェシルジャーミイのホールと礼拝室礼拝室トルコ襞はドームへの移行部立体的なプリズム状の三角形ということだが、平面の重ね合わせというよりも、曲面に近い膨らみを感じた。ホールのトルコ襞の方は平面の組み合わせに見えた。オリジナルの箇所。現在の色よりも紺色は濃い。全体にもっとしっくりした色彩だったのでは。イェシルトゥルベのドーム移行部にもトルコ襞が...

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ブルサで見たステンドグラス

『トルコ・イスラム建築』は、イェシルジャーミイは、モスクは、建物が1414-19年に建設し終え、室内のタイルの装飾などは1424年に完成したという。そんな早い時期に細かな色ガラスのステンドグラスがあるのには驚いた。礼拝室の壁面三方とドーム移行部のトルコ襞の間には細かな植物文様のステンドグラスがあったのだ。礼拝室ドーム移行部ステンドグラスはスレイマニエジャーミイや墓廟が造られた時期にもたらされたという...

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クンデカリ技法とは

ブルサのウルジャーミイのミンバルには下部にアクリル板のカバーがあり、説明パネルには説教壇は 1571 年に遡り、クンデカリ技法(Kündekari technique)という珍しい技法で作られているという。Kü...

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ブルサのカプルジャ

ローマ時代、公衆浴場は蒸し風呂だったが、後1世紀になると大きな湯船のある浴場が造られるようになった。それについてはこちらしかしながら、ビザンティン帝国では蒸し風呂だったようで、その首都コンスタンティノープルを攻略してイスタンブールと名を変えた街では、ハマムとして単独で造られたり、モスクのキュッリエ(複合施設)の一つとして造られて、今でも使用されているところは多い。ハマムの構造ベヤズィットハマム文化博...

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セリミエジャーミイ Selimiye Camii 複合施設の装飾

セリミエジャーミイについて『トルコ・イスラム建築』は、セリム二世(1566-74)は自身の名のキュッリエをエディルネに建設させた。1568年に工事が始まり、一応完成したのはセリム二世の死後の1575年のようである。建設地としてイスタンブルでなくエディルネを選んだのは、セリム自身がイスタンブルよりエディルネを好んでいたためであろうか。場所はエディルネの中心の高台で、バヤズィット一世が建てた宮殿の跡地で...

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イスラームのステンドグラス4 エディルネカプ ミフリマースルタンジャーミイ

エディルネカプのミフリマースルタンジャーミイにもステンドグラスがあったのに、まとめるのを忘れていた。ミマールスィナンが建てたこのモスクは、四方に窓が並び(カーテン壁)、上方の窓もステンドグラスで飾られている。『トルコ・イスラム建築』は、碑文がないので建設年は明確でないが、1562-65年の間に建設されたらしいという。エディルネカプ ミフリマースルタンジャーミイ礼拝室...

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エディルネ ユチュシェレフェリジャーミイの装飾

ユチュシェレフェリジャーミイは、4本のミナレットの文様がそれぞれ異なること、ミナレットのバルコニーの数も異なることという特色がある。平面図 『トルコ・イスラム建築紀行』より①モスクの正門 ②中庭 ③シャドゥルヴァン ④回廊 ⑤ソン・ジェマアト・イェリ(礼拝の時刻に遅れてきた人が祈る場) ⑥礼拝室正面入口 ⑦礼拝室主ドーム ⑧ミフラーブ ⑨主ドームを支える巨大支柱 ⑩礼拝室両脇のドーム...

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エディルネ エスキジャーミイの装飾

エスキジャーミイ(1403-14)は驚くような文様で溢れていた。内部の九つの小ドーム 『トルコ・イスラム建築』より①礼拝室入口 ③ミフラーブ ④ミンバル(説教壇) ⑤ムアッズィン用マッフィル ⑦スルタンのマッフィルⓐ-ⓘ各ドームエディルネ エスキジャーミイ礼拝室平面図...

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モスクに石の模様

エディルネのエスキジャーミイ(1403-14)を見学していて気がついた。アーチは赤石と白石を交互に配したものに見えたが、様々な岩石の模様を描いたものだった。創建当時は石材だったのだろうか?...

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エディルネ ムラディエジャーミイのタイル

ムラディエジャーミイはエディルネ郊外の丘の上にある、コンスタンティノープルを征服したメフメト二世の父ムラト二世(1421-44、46-51)が1425-27年に建てた逆T字型モスクである。その内部はタイルと壁画で荘厳されていた。ミフラーブはムラト二世の父メフメト一世(在位1414-21)が建てたブルサのイェシルジャーミイ(1414-24)のようにタイルだけで造られている。建造年代が近いのでミフラーブ...

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エディルネ ムラディエジャーミイの壁画

エディルネ、ムラディエジャーミイ 1425-27年ムラディエジャーミイキュッリエ(複合施設) Google Earth より①正門 ②シャドゥルヴァン(清めの泉亭) ③トイレ? ④モスクの柱廊(ソンジェマアトイェリ、礼拝の時刻に遅れてきた人が礼拝する場所) ⑥大ドーム ⑦ミフラーブのあるドーム...

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エディルネ バヤズィットキュッリエにチャハール・イーワーン様式の影響

エディルネのバヤズィットキュッリエは、イスタンブールのベヤズィットジャーミイ(1500-06)より以前に建てられている。共通するのはタブハネがあることだ。バヤズィットジャーミイキュッリエの説明パネル①食品庫 ②台所 ③イマレット(救貧食堂) ④スルタンの門 ⑤カフェ・土産物屋 ⑥モスク ⑦タブハネ ⑧病院...

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大理石の板に植物文様を浮き彫りし、それに彩色するという装飾

エディルネ、エスキジャーミイ(1403-14)のミンバル(説教壇)は何とも不思議な装飾だった。これが何かが知りたくて調べてみたが全くわからなかった。その上検索して出てきた画像は反対側ばかりで、こちら側のとは全く違うのだった。制作年代が違うのだろうか。光の当たり形によってはかなり派手な色目で、植物文様の他には、幾何学的な組紐文に赤と緑のカリグラフィーが表された文様帯などがあった。大理石の板に木製の透彫...

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シェフザーデジャーミィ Şehzade Camii の装飾

スレイマン大帝が自分の後継者にしたいと思っていたのに若くして亡くなってしまった皇子(シェフザーデ)メフメトのために建立したモスクには、時期的にイズニクタイルは少ないものの、様々な装飾で荘厳(しょうごん)されていた。その内の壁画か象嵌かよく分からないものが気になった。シェフザーデジャーミィ平面図及び断面図①モスク正門 ②中庭 ③シャドゥルヴァン ④回廊 ⑤礼拝室正面入口 ⑥ソン・ジェマアト・イェリ...

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クルチアリパシャジャーミイのステンドグラス、イズニクタイルとキュンデカリ

クルチアリパシャジャーミイについて『Architect Sinan His Life, Works and Patrons』(以下『Architect...

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トルコ三角形で架構したドーム

トルコ三角形とは、ペンデンティブやスキンチとは違った方法で正方形からドームを加工する方法の一つである。今回の旅でやっと見ることが叶った。トルコ三角形とはどんなものかというと、コンヤのアラアッディンジャーミイ Alaaddin Keykubad Camii (1220)の例...

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大シルクロード展 蠟纈・錦・綴織・刺繍

大シルクロード展にはカメラは持って行かず、スマホもしっかり充電せずに行ったら、何と「撮影可」だったので、電池がなくならない程度に写しながらの鑑賞となった。また、会場には作品だけでなく、上方に各地の大きな写真パネルがあって、今まで行ったところの風景が懐かしく、まだ見ぬ地へも誘われた。いつの日にか現地でその景色を眺めたいものだ。来館者もそれぞれにお気に入りの作品を撮影したりして楽しみながら見ておられて、...

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大シルクロード展染織編 連珠円文

今回の展覧会には連珠円文がたくさん展示されていて、書物でしか知らないものなどを実際に目にすることができた。連珠三日月文錦面覆 5-6世紀 絹、経錦、緯錦 縦31.0㎝、横30.0㎝ 中国絲綢博物館蔵『世界遺産...

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