島根県立古代出雲歴史博物館 大量の銅鐸と銅剣
続いて『出雲国風土記』が書かれた奈良時代の人々の暮らしのコーナー。須恵器を焼く様子説明パネルは、この模型は今から焼く1300年前、奈良時代の須恵器の登窯を再現したものです。現在の松江市東部に位置する朝酌郷大井地区では古墳時代から平安時代までの約400年にわたって、須恵器が生産されていました。ここでは、瓦や硯をはじめとする製品の他、土馬などの「神まつり」の道具も作られていました。『出雲国風土記』より大...
View Article島根県立古代出雲歴史博物館 隠岐の黒曜石
博物館では「隠岐の黒曜石」という企画展が開催されていた(3月23日-5月16日)。まず、隠岐の島で黒曜石が産出されるに至る地球規模での歴史から、パネルで分かり易く紹介されていた。① 隠岐は日本列島とともにユーラシア大陸の縁辺にありました。② 日本列島が大陸から離れ、日本海が形成されはじめた時代です。隠岐の位置は、まだ湖や海の底にありました。③...
View Article出雲日御碕は灯台だけではなかった
出雲大社を過ぎて海岸線の道へ。こんな風に写るとは😅途中で下の方に立派な神社が見えた。日御碕神社だった。こんな雨の中を灯台まで行くなんてと思っていたが、駐車場に着いてみるとすぐそこに見えていた。これなら行けるやん。しかし、そのまま直進するのではなく、道はかなり左から迂回して、集落のT字路に当たった。それで思い出した。かなり歩いた記憶は、灯台ではなく経島にウミネコを見に行ったものだった。その時、経島近く...
View Article萩の笠山
島根の大根島が日本一低い火山だと種類までは、萩の笠山が一番低いだと思っていた。大根島の大塚山の標高が42mほどで、萩の笠山は112mもある。Google Earthより車で火口まで簡単に行くける火口である。Google...
View Article畳ヶ淵
須佐ホルンフェルスに続いて、畳ヶ淵へ。説明パネルは、両岸には六角柱の玄武岩柱状節理が整然と並び、河床は亀甲状の柱頭が展開して上流、下流それぞれ約2㎞にわたっているが、岩窟はこの位置で断層によって深い淵を形成している。岩質は結晶体を包含し、地質学的にも特異な存在であるという。淵へと下りていく途中でも。河床の様子がうかがえた。実は柱状節理が大好きな私。済州島の大浦海岸柱状節理帯で海岸の断崖の上から柱状節...
View Article浜坂港から船に乗って
山陰海岸ユネスコ世界ジオパークというものがある。『日本のユネスコ世界ジオパーク』は、山陰海岸ジオパークでは、日本がユーラシア大陸の一部だった時代から、その東縁部が割れ、大陸から離れて現在の日本列島となるまでの、特に日本海の成り立ちに関係した様々な地質や地形が見られます。東西に延びた海岸線の中央部は複雑に入り組んだリアス海岸で、荒々しい海食崖や海食洞などが続きます。ここでは主に日本海ができる頃の地層が...
View Article玄武洞
玄武洞について『日本のユネスコ世界ジオパーク2017』は、玄武洞は約160万年前に噴出した玄武岩の溶岩からなり、見事な柱状節理と日本語の「玄武岩」の由来となったことで国の天然記念物となっています。玄武洞の世界的価値を高めたのは京都大学の松山基範博士による岩石に残された磁気の研究です。彼は玄武洞の岩石が逆向きに磁化していることに気づき、さらに各地の玄武岩を調べ、そのころの地磁気が現在とは逆向きだったこ...
View Articleトゥールーズ、サンセルナン聖堂 ミエジュヴィル門の浮彫装飾
サンセルナン聖堂の南壁途中にミエジュヴィル門(porte Miègeville)という扉口がある。『visiter...
View Articleトゥールーズ、サンセルナン聖堂 周歩廊の浮彫
今回は鍵か掛かっていたため入場できなかった後陣には、5つの放射状祭室と周歩廊に囲まれた内陣背面、そして地下祭室ある。『Visiter...
View Articleトゥールーズ、ジャコバン修道院
キャピトル広場(Place Capitole)の西方にジャコバン修道院(Couvent des Jacobins)がある(トゥールーズ観光局発行の地図より)。かなり広い敷地に、ドミニコ会の修道院と回廊、そして聖堂が残っている。Google Earthより東側の後陣には妙な形の小祭室が付属している。矩形の小祭室の出っ張りと東側のラカナル通り(Rue...
View Articleトゥールーズ、オーギュスタン美術館 ドラド修道院の最初の工房
オーギュスタン美術館のロマネスク美術展示室には、サンセルナン聖堂の他にサンテティエンヌ司教座付聖堂、そしてドラド修道院からもたらされた彫像群が置かれている。『Sculptures...
View Articleトゥールーズ、オーギュスタン美術館 サンセルナン聖堂の柱頭
ドラド修道院では12中葉に透彫の柱頭が制作されるが、サンセルナン聖堂では、「?」のついたものもあったが、12世紀前半にはつくられている。サンセルナン聖堂のモティーフもまた独特で、ドラド修道院とは別の系統のものが将来されているように思える。葉飾り 12世紀前半 石灰岩 単円柱の上 サンセルナン聖堂回廊透彫か透彫に限りなく近い高浮彫。太い茎は渦巻かず、うねりながら反時計回りに柱頭を巡る。組紐文様...
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